スタッフダイアリー
新年明けましておめでとうございます。
今日から会社の仕事が始まりました。
本社の朝礼で社員に挨拶をした後に、ここから30Kmほど離れた所にある、飛水工場へ行きました。
飛水工場では今日出荷する愛知県豊田市のお寺の荷づくり作業の最中でした。(工事風景の掲載許可が頂ければ後日掲載します。)
本年度(H24.6~H25.5)の経営方針の一つに「東日本大震災から学んだ事の実践」があります。
その中に「和瓦の耐震工法の確立と提案」の項目があります。
当社では、昨年、一昨年とお客様の依頼によって、被災地に復興支援に行きました。
現地では、現在施工が多い平板瓦については現在当社が行っている施工方法で問題がないことを確認できました。
しかしながら、和瓦に被害が出ていました。屋根の平部の被害は少なかったのですが、棟部については被害が多く、棟の修理や屋根葺き替え工事等200棟ほど行いました。詳細はスタッフダイアリーの11月19日(ひたちなか市現場)や11月14日(笠間市屋根修理)にあります。
その経験から、東海地震の被害が想定される私たちの地域では和瓦は耐震棟工法の普及が必要と思い、昨年2月に「耐震棟会議」を立ち上げ、一年協議してきました。
じつは、当社では以前から防災のし瓦を使用した「耐震棟工法」も行っています。
瓦屋根工事業界では「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」という防災施工についての手引書がありますが、その試験方法に合格した工法です。
しかしながら、従来からの施工もしております。
耐震棟会議では上記の施工方法と、通常の「のし瓦」を使用した耐震棟工法の2種類の工法で、できれば全ての現場で耐震棟工法を施工したいと考えて活動しています。
毎月協議を重ね、昨年末には現場にて、施工マニュアルに使用する写真撮影と説明用のビデオ撮影を行いました。
下の写真はその時撮影した工事です。通常の「のし瓦」を使用しています。
今後は、2月の初旬までに、耐震工法のマニュアルと、説明用のCDを作成する予定です。
当社では協力会メンバーを対象に毎年「安全大会・施工説明会」を開催していますが、今年は2月19日に土岐市の「セラトピア土岐」で開催します。
今年は午前の施工説明会において完成した「施工マニュアル」と「ビデオ映像」や、架台を使用した施工の研修を行います。
このような活動を通じて、お客様に安全で安心していただける施工をしていきたいと思います。
なお、このページの最初に掲載した富士山の写真は、今年、中央自動車道の双葉サービスエリアから撮影したものです。
八ヶ岳もきれいだったので掲載します。
最後になりましたが、今年もよろしくお願いします。