スタッフダイアリー

雨漏れの原因は壁から

2013/01/21(月) 屋根工事について

先日、工務店様から『築12年の建物で、雨漏れがするから、見てほしい』

ということで、大垣市に現場調査に行きました。

屋根材は、平板瓦です。

袖瓦下は捨て板金が施工されています。


屋根は、問題無いと思い、次いで下屋根の壁際を調べました。

壁際の捨て水切りも施工されていました。

結果として。壁からの浸水でした。


壁がサイディングで、ジョイントのシールが劣化して切れていました。

水切れたシールを伝い、1階と2階の境に幕板のモールに当り、

そこから建物の中に浸水して、1階の天井、壁に被害がでました。

同様の症状でバルコニーの軒裏に被害が出ています。

  

このお宅は、妻側、ケラバの出が無く。(軒の出は、600mmあるのに)

このため、サイディングの傷みが激しい状況で、シールが切れてしまい

更に、幕板モールが雨の流れを悪くしています。

幕板モールは、デザイン性は良いですが、このような不都合があり、

一長一短だと感じました。

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